この訓練の実施に当たって、去る10月25日(日)町会自主防災会委員会を開催し、防災訓練の概要説明をおきない、各委員からの適切なご意見、谷内、土居本両防災士さんからのアドバイスを頂き、開催の運びとなりました。
当日は生憎の雨模様で、屋外の訓練は中止、屋内でできる訓練に的を絞り開催。午前中は第一弾として、会館3階において「避難所運営ゲーム(HUG)」を自主防災会委員の皆様で実施致しました。
午前8時には、共催の一般社団法人「石川県災害ボランティア協会」の皆様が準備に来館し、8時40分には委員が集合、一部欠席者がいたので代わりの方を急遽お願いし、9時から開始しました。
冒頭の30分、ボランテイア協会の水戸会長さんより、ゲームの趣旨とやり方の説明があり、2グループに分かれていよいよ実戦開始。この訓練の内容は、殺到する大勢の避難民の各々抱えている状況や各関係団体からくる様々な依頼や指示に応じて、避難所の割り振りや対応の仕方を瞬時に判断し、処理するもので、円滑な運営を速やかに行うことを目的としたゲームです。最初は皆さん、やり方やそのスピードの速さに戸惑っていましたが、時間が経過するにつれて、各々の役割分担が決まり、熱が入った訓練になっていきました。最初から中屋さんも写真班として観戦、“こんなに皆さんが真剣にやっているゲームの雰囲気と熱意を、もっと町内の皆さんに見てもらったら良かったのに”というアドバイスを頂きました。本当に迂闊でした。今後の訓練には、是非対応したいと思います。
途中、千坂校下町会連合会の西田会長も見学に来られ、皆さんの熱気のこもったゲームに“荒屋団地の皆さんはすごいエネルギーを持っているね。うらやましいくらいだ!”との評価を頂きました。“折角だから、こんな良い訓練を他の町会長にも見学させたら刺激になるんでは”とも言っておられました。
Aグループに皆さん |
Bグループに皆さん |
避難所運営ゲームに参加された委員の皆さんは以下の方々です。
Aグループ、アドバイザーとして土居本防災士(6班)、渡野副会長(2班)、宮島副会長(7班)、
梨野副会長(10班)、橋元子供会育成部長(6班)、堂口民生委員(9班)、倉僧坊分団員(5班)
山本さん(16班)
Bグループ、アドバイザーとして谷内防災士(16班)、飯田副会長(3班)、浜島副会長(11班)
下島青壮年部帳(2班)、皆戸健康推進委員(16班)北永民生委員(14班)、当田公民館委員(6班)、竹林防犯委員(1班)
午後1時からは、某愛訓練第二弾として、会館2階の和室において、駅西消防署森本出張所の4名の所員の方から「簡易担架の作り方講習」「救急蘇生訓練」と「AED操作訓練」の3つを講習して頂きました。約60名以上の住民の参加で、2階は超満員。住民の皆さんは積極的にかわるがわる進み出て、訓練に参加して頂きました。2時からは会場を3階に移動し、石川県ボランティア協会の皆さんから、新聞紙を使った簡易スリッパの作り方、牛乳パックや段ボールを使用しての簡易トイレの作成等に参加。
救急蘇生訓練、小学生の男の子も奮戦 |
簡易担架の作り方と搬送訓練風景説明を追加 |
段ボールの簡易トイレ作成風景 |
新聞紙を使って簡易スリッパの作成風景 |
これも、皆さん熱心に受講されておられました。2階で消防所員の説明を受けている途中に、3階では悠々サロンのメンバーと小学生により「アルファ米」の炊き出し訓練を行い、炊き立てのおこわ飯が出来上がりました。また、料理同好会の皆さんのご協力により、午前10時よりメッタ汁の準備に取り掛かり、2時ごろには美味しい匂いが充満。訓練終了時、2階の和室で皆さん一緒におこわ飯とメッタ汁に舌つつみを打ち乍ら、美味しく戴きました。3時の終了と同時に跡形付け、4時にはすっかり終わり、長かった一日がようやく終わりました。2年ぶりの町会防災訓練でしたが、屋外で行う訓練と、屋内で行う訓練ができて良かったかなと思いました。いずれにせよ、日ごろから防災における用心を怠りなく行うこと。家庭内でも「イザ!」という時のことを話し合っておくこと。防災グッツを常備しておくこと等々、気にかけておくことが非常に大切です。北陸学院大学の田中先生がおっしゃるには「訓練を日頃から行っている人は、いざ!という時、曲がりなりにも出来るが、訓練をしていない人はイザ!という時、絶対に出来ない」と。これからも当町界は様々な機会を通して防災訓練を実施します。皆さんのふるっての参加、よろしくお願いいたします。
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