平成28年10月3日(月)から8日(土)の水曜日を除いて6回にわたり、荒屋会館3階
において「 家庭ごみ有料化制度について 」住民説明会が開催されました。
土曜日の午前10時から12時まで以外は、午後7時から9時までの開催でしたが、延べ96
名の方が熱心に聴講されました。
金沢市環境局施設管理課の方たちの来館を受け毎回説明をして頂きました。各回と
配布の資料説明と、制度をわかりやすく解説したDVD放映後、住民から活発な質問が
ありました。
説明会には、あいにくと参加出来なかった方のために「 家庭ごみ有料化制度につい
て 」簡単にまとめてみましたので、次頁以下ご参照いただければ幸いです。
1.ごみ収集の現状把握
①H25年度、収集されたごみ総量は175,000t(一人あたり1,038g、全国平均958g)
②1,038g中、81%が燃やすごみ(内訳、生ごみ39%、紙くず、新聞、古紙類、
段ボールが27%)
③H25年度、ごみ処理の経費 40億円(一人あたり8,629円)
H21年度は一人あたりの経費が9,494円でしたので、4年間で9%削減出来ました
(有料化を導入した自治体の5年目の実質平均は14%、金沢市の平成26年度の目標は資源化率26%です)
④燃やすごみの内、リサイクルできる紙くず、古紙、新聞、段ボール等を資源化してごみの減量化を図る目的ですが、金沢市では11.7%(他の中核都市では19.6%、全国平均で20.6%)
⑤金沢では燃やすごみの中に、生ごみや紙くず等が混在して捨てられ、資源化できず、そのまま焼却炉で燃やさざるを得ない状況です。
有料化をすることにより、紙くずと生ごみの分別が促進され(お金がかかると勿体ないとの意識が働くのではとの思いから)減量化、資源化が向上するのではとのことでした。
⑥石川県における各市町村の有料化率は79%です。現在、有料化していない市町村は野々市市、白山市、金沢市です。小松市は10月1日から有料化しました。
2.金沢市での有料化政策の経緯
①H15年度・・・80項目の粗大ごみを有料化
②H17年度・・・家庭ごみ有料化構想(国)
③H19年度・・・ガイドライン発表(国)
④H22年度・・・第4期ごみ処理構想を検討事項として取り上げる(金沢市)
⑤H27年度・・・第5期基本計画を施策として立案(金沢市)
⑥H33年度・・・クリーンセンターの検討(予定)
⑦H39年度・・・クリーンセンター完成(予定)
3.ごみ収集の有料化による年間収入と内容について
4億円です。その内、2億円はごみ袋の製造コスト、販売拠点の手数料等後の2億円は現在検討中
(以下のような施策)
・町会等への支援強化
古紙集団回収奨励金、資源ごみ回収奨励金の増額
ごみステーション設置機材購入補助制度の開設
町会防犯灯をLED照明に更新、街灯電気料金の軽減を図る
※ちなみに、空き瓶、空き缶、ペットボトル、包装用プラスチック等の資源ごみの売却金額は
H27年度で131,763,000円でした。
4.荒屋団地の皆様にお願い!!
※今回の説明会で、新聞、段ボール、雑誌、雑紙等のリサイクルできるごみが、生ごみと一緒に出され、資源化率が低くなっていることが話題になりました。
年に数回、少年連盟や育友会などが町内で古紙回収を行っていますが、雑誌、新聞、段ボールのみの回収と勘違いしている住民の方が多く見受けられます。次回からは、以下の物も古紙回収時にお出しください。
※雑紙とは以下の物です。
●靴、おもちゃ、ティッシュの空箱、●菓子類の空き箱 ●メモ用紙 ●ワイシャツの台紙
●デパート等の包装紙 ●食料品や日用品の紙袋 ●郵便はがき類 ●ダイレクトメール類
※出すときの注意点
●紙以外は取り外す。(ファイルの金具、ティッシュのビニール部分、窓付き封筒のセロハン)
※どうやって出せばいいのか(注意!新聞紙には挟まないでください)
1.古封筒や紙袋(持ち手も紙のもの)に入れて出す。
2.白い紙ひもで縛って出す。
3.雑誌などの本の間に挟んで出す。
※ご参考に、雑紙についての上記関連資料を後日、町会各御家庭に配布させて頂きますので、
ご協力の程お願いいたします。※
※また、各御家庭に配布されている金沢市環境局発行の「 家庭ごみ分け方・出し方 」保存版
(平成27年4月1日~平成30年3月31日)3年間捨てずに保管してご使用ください。標記